手紙とは紙に文章を書く行為である。
それを遠くにいる人に、人間が動くことで文章を届けることができる。
1通84円程。大体2日〜場所によっては7日かかる。
そんな文章だが、
今は電子メールという新参者による機能で世界中の文字が行き交っている。
私もそんな新参者を快く受け止めた一人である。
先日、友人から引越しハガキがきた。
いつもなら電子メールで連絡するところだが、無償に文字を書きたくなった。
何年か前に買ったLetterセット。
久々の出番に少し嬉しそうだ。
ペンはいつも使ってる消えるペンではなく、黒の油性のペン。
何度も書き直してしまう。
まぁ、良いだろうと思い、封筒の中にしまった。
しかし、昔はいつも家にあった切手がないことに気づいた。明日買いに行こう。
どんな切手を買おうかな。
切手を買うことに楽しみを覚えた瞬間だった。
いつしか書かなくなった手紙。
手元から離れてしまうとどんな文章を書いたかわからなくなる手紙。
届くまで時間のかかってしまう手紙。
そんな手紙だけど、廃れてしまうのを悲しく感じる。
次は誰に手紙を書こうか…