社長と一緒に仕事を始めてから1年強がたった。
何度グリーン車に乗っただろう。
何度高い食事を奢ってもらっただろう。
こんな平社員の私に投資してくれることが嬉しい反面、申し訳なくなる。
社長とは話が途切れない。
社長が雑多な知識を沢山持っているからだ。
頭に立つ人は過去の話はしないと前に本で読んだことがある。
実際に過去の話はあまりしたことがない。
いつも前向きで、色々な人との交流で聞いた話などをしてくれる。
どれも夢があるような話。
そして社長は誰からの誘いも断らない。
いくら遅い時間に誘われたとしても必ず行く。
『そこに何か繋がれることがあるかもしれないでしょ?』と遠回しに私に伝えてくれた。
社長がよく行く銀座のバーには有名人が一人で飲みきていて、バーの店員がいつも紹介をしてくれるそう。
これは、バーの店員が社長をリスペクトしているからだろう。
そして、社長の携帯アプリ内の名刺は3万枚を超えたらしい。
見た目はかっこいいとは言えないが、
腰が低く、気さくで優しく、清潔な社長を私はかっこよく思う。
そして憧れであり、尊敬している。
たまに羨ましくて悔しいと思うけど、、、
私もそんな社長に一歩でも近づけたらと、自分が今出来ることを後回しにせず動いてみようと思った。